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【レポート】未来セッション vol.1 駅前大通の未来を考える

2023.06.30(金)

豊橋まちなか未来会議では、まちなかのこれからを様々な方と学び、議論し、その実現を考える「未来セッション」を行います。そのvol.1として、中心市街地の顔であり、emCAMPUSやまちなか図書館などもできるなかで、ますます重要な位置づけになる駅前大通りの未来の姿について、考えました。


【話題提供】松山市 花園町通りから みちのこれからを学ぼう

前半の話題提供では、近年の世界・豊橋の動向を踏まえつつ、愛媛県 松山市の花園町通りでの道路改変の沿革について学びました。

豊橋技術科学大学 建築・都市システム学系 准教授(元 松山アーバンデザインセンターディレクター) 小野 悠(はるか)

「歩いて暮らせるまちづくり」の潮流についてお話頂くとともに、松山市における「歩いて暮らせるまちづくり」の嚆矢であったロープウェイ通りのプロジェクトから、現在進行中の松山市駅前広場や松山駅周辺の道路再整備のプロジェクトまで、その沿革についてお話頂きました。


株式会社 設計領域 代表取締役 吉谷 崇、新堀 大祐

松山市駅の目の前にある松山町通り(W 約40m, L 約250mm)の空間改変に関して、その背景や考え方、実施内容、沿道との議論、交通処理の検討や過ごし方提案のための社会実験などについて、沿革をお話頂きました。

当日お2人はデンマーク コペンハーゲンからの中継でした。世界最大の歩行者街路Strogeや市街の自転車交通の実態、Nooreport駅の駐輪場の様子、フランス パリでの小学校隣接道路の歩行者道路可プロジェクトの推進状況などについても実況頂きました。

「歩きたくなる」ことは、潜在的なまちなかの価値・魅力であり、その復活はまちなかの再興そのものだと考えていらっしゃる、という話題提供がありました。


【ワークショップ】駅前大通りの未来をみんなで考えよう!

後半はグループに分かれて、駅前大通に対する印象を共有しながら、「ここが好き・ここが嫌い」「こんな風になって欲しい」という考えをみなさんと出し合いつつ駅前大通りの未来の姿について考えました。

当日は、高校生から70代まで、属性も多様な40名ほどの方にいらして頂きました。

各班のまとめ

チーム. A チーム. B チーム. C チーム. D チーム. E

議論のまとめ

  1. 滞留空間と交通の共存
  2. 目的とその滲み出し
    • 沿道目的施設からまちへ
    • マルシェなどイベントから沿道へ
  3. 空間ゾーン毎の性格分けと軸線
    • 駅前の第一印象
    • 賑わい〜ビジネス
    • 市電のある軸線の良さ
  4. 居心地と緑と景観
  5. 誰もが暮らしやすい
    • ガタガタの道→ベビーカーも車椅子も
    • 安全な道
    • 若者・子育て世帯が暮らしやすい
    • 仕事、生活、遊びの人も
  6. 一体感をもってすすめていこう

最後に、小野さんから「答えはない、仲間を増やしながら、動くその時にそなえ、場を重ねよう」との呼びかけで終了しました。


これから

頂いたワークショップでの意見は、とりまとめて豊橋まちなか未来会議でも議論をいたします。そして本年度、豊橋市が進めている駅前大通りの社会実験や基本計画に対して意見反映を目指し協議します。


未来セッションについて

  • vol.2 農・食とまちの理想の関係(終了しました)
    • 7/4(火)16:00-18:00
    • 場所:emCAMPUS FOOD
    • 【話題提供】東三河の農・食と関連する取組紹介 /【議論】農・食とまちのこれからの関係は?
    • 参加申込:〆済

  • vol.3 まちとのアクセスを考える
    • 7/26(水)18:00-20:00
    • 場所:豊鉄ターミナルビル9F
    • 【話題提供】まちなかをつなぐ公共交通の価値と役割 /【議論】公共交通って大切?
    • 参加申込 https://forms.gle/yTmQaWPrmjMrnVqd6

  • vol.4 地域自治とデジタルツール
    • 8/7(月)18:00-20:00
    • 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 研修室大
    • 【話題提供】ICT テクノロジーと市民活動/【議論】地域自治の在り方とデジタルツール
    • 参加申込 https://forms.gle/mAF4UUybqmzguzze7

https://1484machinaka.jp/news/8189

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