【開催レポート】リノベーションまちづくり講演会～今ある価値を未来へつなぐ～　令和7年度豊橋まちなか未来会議 未来セッション

豊橋まちなか未来会議では、2050年ごろの未来を目標としたまちなかの「将来像」と、その実現のために2030年ごろまでに取り組む「アクション」を定め、取り組みを展開しています。

主要なアクションプランの一つ、「空き家空き店舗活⽤促進プロジェクト」では、魅⼒的なエリアを形成するため、エリア内の物件活⽤を連鎖的に進めています。⼼地よい場所だな、あそこへ⾏きたいなと感じられるエリアをつくるとともに、地域の歴史を⼤切にして価値を⾒出す⽂化の醸成を図ります。

令和7年度は、株式会社ブルースタジオ 大島芳彦氏を招いた講演会を10/28(火)、穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペースで開催しました。

大島氏は株式会社ブルースタジオ　建築家・クリエイティブディレクター、武蔵野美術大学建築学科 客員教授という肩書を持ち、幅広く活動をしています。その業務範囲は建築企画・設計、ランドスケープデザイン、グラフィックデザイン、ブランディングと多岐にわたります。全国各地では自治体とともに地域再生ワークショップ「リノベーションスクール」の開催やまちづくり構想の立案などにも携わっています。

80名以上の方からの申し込みがあり、講演会当日には多くの参加者の方が集まりました。不動産会社の方や建築関係の会社の方、まちづくりに関心のある方など、多種多様な属性の方が集まり、リノベーションとまちづくりの掛け合わせによる価値創造について、耳を傾けました。

イベントの最後には、豊橋市まちなか活性課より、まちづくりセミナー＆ワークショップ案内がありました。豊橋市では遊休物件の利活用やまちづくりに取り組む人材の発掘・育成を行うリノベーションまちづくりの取り組みを推進しています。まちづくりセミナー＆ワークショップでは、複数回のワークショップやフィールドワーク、視察を通して、レトロな街並みや歴史あるエリアの魅力を活かしたまちづくりについて、参加者の皆さんと一緒に考える内容となっています。

※記事掲載時点では、第3回まで、終了しております。

豊橋市　まちなか活性課　まちづくりセミナー＆ワークショップ

https://www.city.toyohashi.lg.jp/63477.htm

参加後のアンケートに回答していただいた方の中には、不動産オーナー、建築・設計士として関わりたいという方のほか、講演会のなかでキーワードとして紹介された「家守会社」のような関わり方をしたいという回答も見受けられました。

今後も豊橋まちなか未来会議では、「空き家空き店舗活⽤促進プロジェクト」を推進し、各種企画を展開していきます。ご興味・ご関心のある方はぜひ、お気軽にご参加ください。