まちなかインキュベーション#2.豊橋の食シーンに新たな風を吹き込む存在【串揚げ割烹 はやかわ】
2024.08.23(金)
野菜ソムリエでもあるオーナーシェフが、厳選された食材と独創的な調理法で、串揚げという枠にとらわれない、新しい食の世界を提案しています。今回は、駅前大通にOPENしたお店のコンセプトや、豊橋の食文化への想い、そして今後の展望についてオーナーシェフの早川さんにお話しを伺いました。
Q1. 豊橋で2店舗目の飲食店をオープンされることになった経緯とその想いを教えてください。
「コロナ前は新しいお店をやりたいという気持ちがあり、キッチンカーを始めるなど、新しい挑戦をしてきました。今回、新しい社員が入社し、既存店を店長に任せられるようになったことを機に、新たな店舗を構える決意をしました。串揚げという文化が豊橋に根付いていない中で、高級なイメージの串揚げを、リーズナブルに楽しめるお店を作りたいと考えました。和食や洋食の経験を生かし、日本料理とフレンチ、イタリアンの技法を融合させた、オリジナリティ溢れる串揚げを提供していきます。」
Q2. 串揚げに対するこだわりや、他の飲食店との差別化ポイントがあれば教えてください。
「串揚げは、大阪のソースにドボンとつける大衆的なイメージが強いですが、私は串揚げをもっと高級な料理にしたいと考えています。駅前大通という立地を選んだのは、多くの人通りがある場所で、店の外見から高級感を出し、一歩踏み入れる勇気を与えるようなお店にしたかったからです。SNSの発達により、店の内部を事前に見ることができる時代だからこそ、実際に足を運んで初めて味わえるような、特別な体験を提供したいと考えています。」
Q3. この場所ならではの強みや、地域との連携などについて聞かせてください。
「駅前大通は、人とのつながりが強い地域だと感じています。食材については、東三河産だけでなく、全国各地から厳選した食材を使用しています。地元の食材を地元で消費することは大切ですが、同時に、全国の優れた生産者の食材も取り入れることで、より幅広い食体験を提供したいと考えています。メニューに関しては、串揚げだけでなく、焼き物や蒸し物など、日本料理をベースにした料理を提供しています。串揚げ=揚げ物というイメージを覆し、多様な料理を楽しめるお店を目指しています。」
Q4. お客様にどのような想いを持って接客されているか、お客様とのコミュニケーションを大切にする点や、おもてなしの心について聞かせてください。
「お客様には、まず何よりも楽しんでほしいと思っています。緊張感のある雰囲気の中にも、どこかリラックスできるような空間を作り出すことを心がけています。お客様一人ひとりの好みに合わせて、声のトーンや料理の説明などを変えることで、より快適な時間を過ごしていただけるよう努めています。」
Q5. ご自身の将来の展望&まちなかインキュベーション補助金を利用する方へのアドバイスやメッセージについて
「将来は、若手料理人の育成に力を入れていきたいと考えています。私が24年間料理人を続けてきて、まだ若手と呼ばれるという現状を考えると、豊橋の食文化を継承し、発展させていくためには、若手の育成が不可欠であり、その重要性を強く感じています。
まちなかインキュベーション補助金は、私たちのような新規開業者にとって非常にありがたい制度です。固定費の負担を軽減することで、安心して事業に集中することができます。
また、空き店舗が一つでも二つでも減って、最終的には全部の空き店舗が埋まれば、まちなかにも活気が戻ると思いますし、まちなかインキュベーション補助金を利用される方には、ぜひとも豊橋の街を盛り上げるために、頑張ってほしいと思います。」
お店の詳細はコチラから
豊橋の食文化の発展に貢献するとともに、若手料理人の育成にも力を入れていくというオーナーシェフの熱い情熱とこだわりが詰まったお店で、ぜひ一度、特別な串揚げ体験をしてみてはいかがでしょうか?